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はかせ鍋と鍋帽子


結婚してからも「仕事をし続ける」と宣言していた私。

私と性格が正反対で名実共に「日本の良妻賢母」「専業主婦」であった母からすると

とても心配で、異端児に思われていた当時の私でした。

・・・とは言ってもやはり母心。

「仕事をしていてもちゃんと家のことをしっかりしなさい」と嫁入り道具のひとつとして

もたせてくれたのが「はかせ鍋」と「鍋帽子」でした。

日本で初の女性ジャーナリストである「羽仁もと子」さんが創刊した雑誌を元に、

その後創設した「全国友の会」に母は長年入会していました。

所謂、よい家庭にするための勉強会みたいな団体であり、本当の「主婦」にとっては

とても勉強になる素晴らしい団体とは思いますが、手抜き命の私からすると

「面倒くさいなぁ」「昔臭いなぁ」と思うようなことを真剣に取り組んだり

勉強したりしている団体です。

話がそれましたが、母が私にプレゼントしてくれた「はかせ鍋」「鍋帽子」。

そのいずれもその主婦たちが勉強、リサーチした上で考案したり、お勧めしている

お役立ちグッズだった訳です。

さて、「圧力鍋」は知っているけど「はかせ鍋」って? 「鍋帽子」って? 

とお思いの方がほとんどと思います。実は、このふたつとも私の手抜き家事、

育児を進めていく上で不可欠になっているグッズなのです。

圧力鍋は所謂「短時間で美味しく」というテーマに沿って開発、発売されているものと

思いますが、「はかせ鍋」は「調理時間は短かく、そしてじっくりと味を染込ませる」と

いうもので圧力鍋とは似て非なる内容の鍋です。

調理の具体例を挙げるなら、朝、出勤前にカレーを仕込んで10分程度煮込みます。

その後、スカートと言われる外蓋を鍋に被せて火を消して放置するだけです。

圧力鍋と同様、火に掛ける時間は短いのですが、この鍋は「長時間放置すること」で

じっくりと美味しくするというのがポイントになっています。

つまり短時間にという目的にはかなわないのですが、所謂「先手家事」には

最適な調理グッズです。

【はかせ鍋についての参考URL

http://www002.upp.so-net.ne.jp/ami/nabe/hakasenabe.html

私の一日のスケジュールは、家族が起きてくる前に家事とその日の夕食の下ごしらえを

済ませておき、帰宅後は出来るだけ子供と遊び、調理時間を出来るだけ短くする

というのを理想に掲げています。

そういう意味ではこの「はかせ鍋」うってつけで、朝下ごしらえをするだけでよい、

煮物、シチュー、カレーなどが食卓に多く登場しています。

そしてもうひとつの「鍋帽子」。

これも原理は全く「はかせ鍋」と同じです。違いは特別な鍋を購入するわけではなく、

自宅にある「普通の鍋」ではかせ鍋と同じ作用をするための道具なのです。

鍋に被せるグッズのことを「鍋帽子」と言います。

これはまさしく前述の「友の会」で考案、作成されている品らしく、

私の手元にあるものは母の手製です。

主婦の知恵として「煮込みをする時、バスタオルと新聞でくるんで放置すると

ガス代の節約にもなり、味が染込み美味しくなる」ということは恐らく周知の通り。

でも実際、イチイチ、新聞紙、タオルでくるんでという作業は面倒なもの。

この「新聞紙」と「タオル」の役目をまとめ、かぶせるだけでOKという品物が

「鍋帽子」です。

【鍋帽子についての参考URL

http://www1.odn.ne.jp/~cej83280/tomonokai/nabebousi.html

私は「はかせ鍋」と併用して、用途に合わせて「鍋帽子」を使い分けています。

たとえば小さな片手鍋で充分なゆで卵を作る時。寝る前に、普通より多少短めの

沸騰時間5分程度で火を止めて、鍋帽子を被せて一晩放置。

朝になるとゆで卵の出来上がりで朝食のテーブルにすぐに出せる訳です。

そんなこんなでこのふたつの調理器具を愛用していますが、毎年、サンタクロースが

「圧力鍋」を持ってきてくれないかと思っています。

今の私にとっては「圧力鍋」が追加されると、完璧なのですが・・・

とは言え、「ある品で、知恵を絞って」という母の教えもあるので、もうしばらくは

このふたつの母からのもらった武器を活用して、これから寒くなる季節。

さらに時間と手間の節約に心がけて美味しく、楽しい食卓を彩りたいと思っています。

9月15日